りぼん漫画スクール 集計データ解説 |
はじめまして。宗本あすかと申します。 この集計を皆様より一足先に拝見する機会がありまして、こうして簡単な解説を書かせていただいてます。 このような集計は他ではなかなか見られませんし、結果もとても興味深いものです。 私の解説を軸に、様々な角度から検証してみてください。 ・受賞本数 注目すべきは『努力賞』です。 本数で佳作との差が激しいのは当然ですが、何故か一番平均年齢が低くなっています。 たぶん年齢がある程度固まっているのだと思います。 では『もう一息賞』はどうかと申しますと、おそらく年齢の高い投稿者さんと年齢の低い(とは言っても16歳以上でしょうけど)投稿者さんに二分されているのでしょう。 そう考えると、年齢(特に高年齢)でなんらかの差別があることも考えられます。低年齢の方は実力がまだ及んでいないと考える方が自然です。 ・出身地毎の本数 総合はほぼ人口比率に応じていますが、何故か北海道が2番目です。 デビュー作はと見てみると、北海道は1名。北海道は悪い意味でもいい意味でも投稿者さんが多いのでしょう。 徳島の1名というのはダントツで少ないです。頑張ってみてください>徳島の方 デビューは、富山からの効率がいいです。6本中2本とは。少数精鋭です。 富山出身の漫画家さんはいしだ彩さんぐらいしか思いつきませんが…。 ちなみに、デビューされた2名は柚原いつくさんと麻生真理子さんです。 ・年齢毎の本数 平均年齢が19.3歳でデビュー年齢が20.4歳だから、単純に投稿期間1年で平均してデビューしているということはいえません。 その理由は「のべ人数」だからというのが大きいです。初投稿がいつかも考慮されていませんし、この2つの平均に関連性を求めるのは、ここからのデータだけでは難しいでしょう。 一目瞭然ですが、高校入学してから投稿が活発になり、26歳でガクンと減ります。 25歳でのデビュー人数が本数の比率で高いことを考えると、25歳という1つの壁が見えてきそうです。 16歳でデビューの方がいらっしゃらないのが気になります。投稿者さんの増加数から見ると、初投稿の方が多いのでしょうね。 ちなみに、サンプル数が少ない(45)のであくまで参考値ですが、ちゃおの投稿者さんの平均年齢は24.4歳でした。 ・結論 どうも年齢が高くなりすぎると評価が辛くなるのではないかということは、このデータから言えそうです。 同じぐらいのクオリティを持った作品で、投稿者さんの年齢によって評価が異なるのは、公平とは言えないと思います。 しかし年齢が高くなった分、低い方よりもプラスの部分を求めると考えれば、理解できないわけではないです。 富山県に住む20歳ぐらいの投稿者さんがデビューしやすそうな感じですが、これはどういう人が宝くじが当たりやすいのかとかと同じレベルで、笑い話にはなりますが意味はそれほどないです。 文責:宗本あすか aska_s@nyc.odn.ne.jp http://blow-away.net/white-room/ |